最近では台風やゲリラ豪雨、竜巻など異常気象が頻発しています。
日本国内でも夏から秋にかけてはそういった現象が多くみられ、ついには死者や行方不明者を出すほどの事態になっていることも珍しくなくなってきました。
もちろん人的被害以外にも経済的被害は甚大で、長雨の影響で堤防が決壊した場合などは、堤防そのものの修繕費だけでなく、その決壊の影響で損壊した家屋や、田畑の作物なども考慮すると甚大な被害になることが予想されるでしょう。
せっかく現在の日本は長引くデフレから脱却しようとしているところ、こうした異常気象はなんとしても乗り越えなければならない壁となっているのです。
こうした異常気象の被害を最小限に抑えるための防災対策や建築技術の進歩なども進んでいますが、そもそもの異常気象の原因というものを突き止めなければ根本的な解決というものにはならないのではないでしょうか。
その原因には様々なものがあると予想されていますが、実は地球温暖化というものも大きな理由の一つになっているというのです。
みなさんもエルニーニョ現象という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。
これは、南米大陸近くの太平洋での海面の温度上昇に伴う台風の発生などに関する言葉です。
気象の言葉で、遠い国で蝶がはばたいた風が遠い国で台風になるというようなバタフライ効果という言葉が示す通り、気象には国境は関係ありませんから、こうした現象が日本にも影響をもたらしているのです。
現在の日本ではこうした自然災害や、原子力発電所の問題もあり地球温暖化の原因とも言われている温室効果ガスの削減に向けた京都議定書の通り、努力を続けていますが、まだまだ発展途上国では工業などを育成する段階で多くの温室効果ガスを排出しているという現状があります。
こうした事態を打開するためにも、今こそ全地球的に地球温暖化対策をすることが、京都議定書が策定された時にもまして必要になってきているのです。
Last Updated on 2025年7月7日 by hotelv