鎌倉大仏

▶️矢口敏和さんから見た鎌倉観光の醍醐味は?

鎌倉は魅力的なお寺や神社が建ち並び、古都から少し足をのばせば湘南の海景色が広がります。
また色鮮やかな野菜などの本格グルメをはじめとし、様々なおいしいグルメを堪能することもできます。

このような魅力があふれ、日本各地からはもちろんこと海外からも大勢の人が訪れます。
しかし観光する際には、様々な注意点やマナーがあるので、それらを頭に入れたうえで観光を楽しみたいものだと、鎌倉によく行く矢口敏和さんは言ってます。

1.神社仏閣での注意点

鎌倉には様々な神社仏閣がありますが、まずは神社仏閣での注意点です。
神社仏閣はもちろん観光施設ではありますが、神様や仏様がまつられている非常に神聖な場所です。

境内に入る場合には軽くお辞儀をするなどの挨拶をしてから参拝を行います。
場合によっては一般の法事と重なることもあるため、境内では大きな声を出したり騒いだりすることのないように、心を落ち着けて見て回ることが大切です。

特に子供は広い場所で走り回ったり、大騒ぎしてしまう可能性も高いので、保護者がしっかりとどのような場所であるのかを話し、一緒に心を落ち着けて参拝するように意識しましょう。

神社仏閣の中には重要な文化財や歴史的に価値のあるのが数多く見られます。
これらをきちんと保護して後世に伝えていくため、立ち入り禁止場所やカメラの三脚の使用などが禁止されています。

これらのルールはしっかりと守らなければなりません。

2.街中での注意点

次に街中での注意点です。
鎌倉は観光都市ではありますが、首都圏の中でも有数のベッドタウンとして知られています。

そのため観光や散策ルートの中にも一般の住宅が建ち並び、鎌倉らしい景観を醸し出す一つの役割を担っています。
しかし住宅の中を覗き込んだり、勝手に敷地内に入り込んだり等の被害が見られます。

ごみを投げ込んだりする心ない人もみられ、困っている住民もいるのが実状です。
住宅地でもあることを忘れずに、住んでいる人の迷惑にならないように気持ちよく過ごせるように意識をする必要があります。

また市内の道は狭くわざと曲がり角が多くつくられています。
これは幕府を守るための城塞都市がスタートとなっているからです。

年間約1900万人もの人が訪れますが、狭い地域に大勢の人が集中するため、狭い道に人があふれたり歩道をはみ出して歩く姿も見られます。
互いに道を譲りあったり、車やバイク、自転車などにも十分に気をつけながら歩くことが大切だと矢口敏和さんは解説してます。

ゆっくり、のんびりを心掛け、交通安全には十分に気をつけながら回りましょう。
大人数が道路いっぱいにひろがって歩いたり、横断歩道を一気に駈けわたる、小さな商店に大人数が押し掛ける姿はあまり見たくないものです。

多くても5、6人ほどのグループに分かれて行動し、待ち合わせをする際は周辺の通行に邪魔にならないよう注意しましょう。
特に駅の改札内やロータリーなどで大人数が集まっていると、周りの人には非常に迷惑になります。

3.食べ歩きを楽しみたい人へ

鎌倉観光の楽しみの一つとして食べ歩きを楽しみたいという人も見られます。
ソフトクリームやお団子、コロッケなど食べ歩きをするスタイルがやはり多く見られます。

手軽な飲食として人気もありますが、人通りの激しい時期や場所で食べ歩きをしていると、通行人の洋服を汚してしまったり、陳列してある商品を汚すことにもつながります。

施設の中には飲食物の持ち込みや店内へ施設内での飲食を禁止しているところも多く見られます。
外で飲食をする場合には人通りの多いところは避けて、周りの人の迷惑にならないように十分に注意しましょう。

そして鎌倉市内には近年タイワンリスが非常に増えてきています。
タイワンリスはもともとは台湾が原産地であり、日本に輸入されたものです。

しかし飼育されていたものが捨てられたり逃げだしたりして野生化したものが、近年数多く見られるようになりました。
小さくちょこまかと動くリスの姿は非常にかわいらしいかもしれません。

その様子がかわいいのでえさをあげる人の姿も見られますが、この餌付けが原因で周辺の市町村では農作物や建物、電線にも被害が及んでいます。
えさをあげたり生ごみをポイ捨てすることのないように十分に気をつけましょう。

4.ハイキングコースでの注意点

次にハイキングコースでの注意点です。
ハイキングコースは自然の山道であり、人間がようやく通れるほどの狭い場所やごつごつとした足元、滑りやすい路面など危険な場所も多く見られます。

安全に注意したうえで、お互いに道を譲りあいながら楽しみましょう。
またラフな格好で来る人も多いですが、ハイキングコースはそれほど簡単に歩ける場所ではありません。

歩き慣れた運動靴や登山靴を選ぶ必要があり、サンダルやハイヒールでは転倒や滑落の危険性もあります。
特に夏から秋はハチが活発に活動する時期であるため、長袖や長ズボン、帽子を着用していると安心です。

ハイキングを目的に訪れるのであれば、山歩きにふさわしい恰好で安全に楽しみましょう。
またハイキングコースやその周辺には、自然ならではの景観が広がります。

むやみに枝を折ったり自然を破壊するような行為は法律でも禁止されていることです。
自然を大切にコースを守って歩くことを心がけましょうと矢口敏和さんもアドバイスしています。

Last Updated on 2025年7月7日 by hotelv